アレクサンドラ・ピリチが新しい大規模サイトインスタレーションを展示~ハンブルガー・バーンホフとオーデマピゲコンテンポラリーによるコミッション作品
今春、アレクサンドラ・ピリチは2024年4月25日から10月16日までライブパフォーマンスのある新しいサイトインスタレーション「Attune」の個展を行います。このエキシビションはハンブルガー・バーンホフの歴史的な中央ホールで開催する2024年の新たな年次コミッションの第一弾で、ハンブルガー・バーンホフ現代美術館とオーデマピゲコンテンポラリーの共同コミッションとなります。エキシビションはドイツ連邦文化財団との共同資金によるものです。
ピリチはこの中央ホールを生き生きとした活気に満ちた風景に変身させます。その中でパフォーマーと見学者たちが化学・物理反応、音響、動きの中から複雑な構造が現れ出るのを体験することになります。このエキシビションは動くスカルプチャーだけでなく、アーティストが作曲・振付を含むライブパフォーマンスで構成されています。
このイベントはデザイナーのアンドレイ・ディヌの協力のもとに企画されました。物理的・生化学的・数学的・社会的なプロセスを見学者が自ら具体的に確かめることができ、暗喩と科学的事実の両方において、その場にある動くものと動かないものとの関係を感じとることができます。エキシビションでは人間が化学反応、鉱物形成、物理現象のパフォーマンスを繰り広げ、見学者たちは活動的で自己構築的な動きの体験を通して私たちがどのように似通い、影響を与え合い、互いに波長を合わせるのかを考えることを促します。
アレクサンドラ・ピリチ 提供:オーデマピゲスーパーコピー 代引きハンブルガー・バーンホフ&オーデマ ピゲ
アレクサンドラ・ピリチ(1982年生)は舞踊振り付けのバックグラウンドを持つアーティストです。その作品はヴェネツィアビエンナーレ(最新は2022年第59回セントラルパビリヨン、2013年第55回ルーマニアパビリヨン)、また2018年ニューヨークのニューミュージアム、2017年ミュンスター彫刻プロジェクト、2016年テートモダン(ロンドン)とテートリバプール、2014年マニフェスタ10 サンクトペテルスブルグ、2014年パリのポンピドゥーセンターなどで展示されています。
今回のピリチとオーデマピゲコンテンポラリーとのコラボレーションは、第59回ヴェネツィアビエンナーレ展示作「Encyclopedia of Relations」(2022年)に続く2度目の共同制作です。この新たなコミッション作品で、アーティストは物理的な固定構造とライブパフォーマンスを組み合わせた大規模な作品を展開します。
このエキシビションは、毎年ハンブルガー・バーンホフの歴史的建築物である中央ホールで展開される芸術プロジェクトであり、ピリチの作品はこの企画の第一弾となります。オープニングは2024年にベルリンにあるギャラリーウィークエンドの一環として開催します。
エキシビションのキュレーターはハンブルガー・バーンホフ現代美術館のキャサリン・ニコルスが務める、ハンブルガー・バーンホフとオーデマピゲコンテンポラリーの共同コミッション。エキシビションはミラノの出版社シルヴァーナエディトリアーレが発行するハンブルガー・バーンホフカタログシリーズ第5号にも掲載されます。
このエキシビションはドイツ連邦文化財団と連邦政府文化メディアコミッショナーが共に資金を負担しています。
「作品の“Attune”は私たちと他の生き物たちとの関係を探求し、それらと近しくなることを模索するものです。現在はさらに、生き物ではないものとそのパフォーマンスの可能性について模索を広げています。エキシビションの空間に数ヶ月存在するこの想像上の風景を通して、この“連続しているもの”を祝福したいと思うのです。」
アレクサンドラ・ピリチ(アーティスト)
「アレクサンドラ・ピリチのオープンで探究心に富んだ作品は魅力的で、観客にインパクトを与えます。彼女が作り出す造形物の一つひとつにこめる知的な厳しさが見る人に伝わり、アーティストの動きに加わりたくなります。人間について、さらに人間の存在を超えた根源的なものについての問いかけを感じます。アレクサンドラと共に行った“Attune”の仕事はとても光栄でした。2024年のオーデマ ピゲ コンテンポラリーのチームに加わりこの新しい作品の制作に関わることができたことは私にとって名誉であり喜びでもあります」
キャサリン・ニコルス博士(キュレーター、ハンブルガー・バーンホフ現代美術館)
「アレクサンドラ・ピリチとハンブルガー・バーンホフでの新しいインスタレーションの共同制作を続けることができ誇りに思っています。アレクサンドラは、私たちの間にいかに似た部分があり互いにどのように影響し合っているか、どのように波長を合わせているかを問いかけます。これはオーデマ ピゲが大切にしている創造性による人々のつながり、オーデマ ピゲの価値観の中心にある人々の結びつきに呼応します」
ドニ・ペルネ(オーデマ ピゲ コンテンポラリー、アートキュレーター)
アレクサンドラ・ピリチ
アレクサンドラ・ピリチ(1982年ルーマニア、ブカレスト生まれ)は舞踊と振り付けのバックグラウンドを持ち、ビジュアルアートと現代パフォーマンスアートの分野で活躍しています。彼女の作品は世界各地で展示されています。ヴェネツィアビエンナーレで2回(2022年の第59回国際アートエキシビション夢のミルク、2013年の第55回ルーマニアパビリヨンでの展示)、2017年ミュンスター彫刻プロジェクトのディセンナーレアートエキシビション展示など。またニューヨークのニューミュージアム、アートバーゼルメッセプラッツ、第9回ベルリンビエンナーレ、マニフェスタ10、ロンドンのテートモダン、パリのポンピドゥーセンター、ミュージアルムリュドヴィッヒコロン、ヴァンアベミュージアムアイントホーヴェン、NTU CCAシンガポールなどで多くのエキシビションを行っています。
アレクサンドラ・ピリチはミュージアム展示用、公開スペース用、時には劇場用などいくつかの枠組みで展開しています。その振付は、進行中のアクションやモニュメント的パフォーマンス、環境的パフォーマンスとして表現され、舞踊、彫像、言葉、音楽などの要素をミックスさせた中で進行します。モニュメント性やある特定の場所や機関の歴史をとりあげ、ユーモアを交えながらそこにある階層構造を覆して表現します。その考察は歴史、芸術と大衆文化における動作のもつ機能、身体とその存在について、その不在、イメージ、それらを捉えるポリシーについて問いかけます。パフォーマンスを取り込んだ作品は、ライブアクションとしての私的または一般公開のコレクションの一部です。2023年2月からミュンヘンの美術大学(ミュンヘンAdBK)で、現代美術パフォーマンス学の最初の教授となりました。
ハンブルガー・バーンホフ
ハンブルガー・バーンホフ現代美術館は1996年、ドイツの国立現代美術ギャラリーとして創設されました。つある国立ギャラリーの一つであるハンブルガー・バーンホフは、1960年以降のコレクションのアート作品の管理を担っています。15,000平方メートルのエキシビションスペースを持ち、年間40万人が訪れます。現代美術のイノベーションと制作のリーダー的存在として世界に知られています。ハンブルガー・バーンホフのビジョンはその豊かな歴史に源を発しています。1848年に鉄道駅としてオープンしたハンブルガー・バーンホフは、ベルリンの中央にある旧ベルリンの壁の敷地にあります。ミュージアムの役割は人々をつなぎ、過去に思いを馳せ、新たな領域を探索するための舞台と位置づけています。
“Seek Beyond.”
⟪時計の先へ。想像の先へ。⟫
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オーデマ ピゲ ジャパン
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[オーデマ ピゲ コンテンポラリー]
オーデマピゲでは創造性は文化を育て、人々の絆を育み、人生に目的を与えるものであると考えます。
作品はアーティストが所有し、自らのキャリアの一部となります。社内の二人のキュレーターのサポートのもとに行われるコミッション制作は、さまざまな規模でメディアを駆使しながら、アーティストの新たな領域における活動を実現に導きます。チームは最初のアイデアから最終的な展示まで、フリーハンドでコミッション制作のプロセスをフォローします。プログラムは世界各国の文化機関と協力関係を育み、世界各地の人々にコミッション作品を紹介しています。
オーデマピゲコンテンポラリーのコミッション作品はそれぞれが新たな創造の機会であり、人々の目を通して世界を広げ相互理解を進めることに貢献しています。2012年からオーデマピゲコンテンポラリーは20人以上の世界各地のアーティストとコミッション制作を続けてきました。その中にはアンドレアス・アンジェリダキス、メリエム・ベナーニ、アレクサンドラ・ドマノヴィッチ、ツァオ・フェイ、ペトリット・ハリライ&アルヴァロ・アルバーノ、池田亮司、ユー・ジ、アレクサンドラ・ピリチ、サリサ・ローザ、トマス・サラセーノ、ジャナ・ウィンダレン、スン・シュンなどがいます。コミッション作品は世界各地の重要なエリアで展示されています。アジアでは香港のアートバーゼル、北京のUCCA(ユーレンス現代美術センター)、欧州ではロンドンの180 The Strand、リンツのアルスエレクトロニカ、バーゼルのアートバーゼル、パリのエスパース・ニーマイヤー、バーゼルのハウス・オブ・エレクトロニック・アーツ、国際アートエキシビション(ヴェネツィアビエンナーレ)、ウォルスブルク美術館、ローマのイタリア国立21世紀美術館、パリのパレ・ド・トーキョー、米国ではマイアミのアートバーゼル、ニューヨークのハイライン、ニューヨークのタイムズスクエアアーツなどがあります。
[ オーデマ ピゲ]
オーデマ ピゲは、今なお創業者一族(オーデマ家、ピゲ家)によって経営される最も歴史あるラグジュアリーウォッチブランドです。年以来ル・ブラッシュを拠点に、型破りなトレンドを生み出そうと新たなスキルや技術の開発、そして職人技の向上を続ける才能ある職人たちを、何世代にもわたり育んできました。スイス・ジュラ山脈に抱かれたジュウ渓谷で、マニュファクチュールが受け継いできた職人技と先進的なスピリットが込められた、デザインや技術の粋を極めた数々の厳選されたマスターピースが制作されています。実現可能な境界を押し進め、創造的な世界の間に橋を架けるオーデマ ピゲは常に新たな地平に向かって進み、その精神にインスパイアされたコミュニティを作り出してきました。